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ドイツのビール事情

言わずと知れたビール大国、ドイツ。
国民の一人当たりの消費量は、チェコ、アイルランドに続いて世界第三位(2004年)に上ります。
1516年に制定された「ビール純粋令」は長く継承され、ビール醸造に関して「ホップ、麦芽、水、酵母のみを使って醸造する事」がいまだに守られ続けています。
そのため、ドイツビールはコーンスターチやスパイスなどの副原料が入っていません。
全国規模で展開しているビールメーカーはドイツには少なく、全国各地でそれぞれ展開しているビールメーカーが多数存在し、それに合わせてビールの種類も膨大です。
ドイツでの人気のビール種類は、ヴァルシュタイナーやビットブルガー、クロンバッハーなど古くから作られている老舗の物が定番です。

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ヴァルシュタイナー

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ビットブルガー

そんなドイツでの人気のビール種類にも、もちろん地域による違いが多数あります。
例えば、大麦を使ったピルスナータイプと呼ばれるビールもありますが、ミュンヘン近辺では小麦を原料とした白っぽいヴァイスビールが有名です。
南西部のバーデン・ヴュルテンベルク州では同じヴァイスビールでも透明なクリスタル・ヴァイス、半透明なヘーフェ・ヴァイス、白濁したドゥンケル・ヴァイス、といった違いを生み出したものもあります。
ドイツビールは膨大な種類がある分、使われている麦の種類により味や色が変わる事により、ドイツでの人気のビール種類も地域によって異なるという事かもしれません。
また、地域による違いというと、ビールを飲むグラスにもあり、ドイツの中でも特にビール消費の多いバイエルン地方では、なんと0.5リットルのグラスを使うのが一般的なんだそうです。
新酒が出回る毎年秋には、国内各地で数々のビールに関連したお祭りも開かれます。
中でも最大の規模で、尚且つ世界的に有名なものはオクトーバーフェストでしょう。
このお祭り専用に3月に醸造が始まるメルツェンビールという専用ビールが作られる程に特別なお祭りで、提供されているビールグラスも、なんとバイエルン地方の0.5リットルグラスを優に越す1リットルの物しか無いのだそうです。
よく飲むだけでなくよく食べる事もこのお祭りのメインであり、ビールと共にビールに合う料理も多数提供されます。

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そんなビール大好きドイツ人のビールの楽しみ方は一言で言うと、何杯もビールをおかわりして飲む事です。
食事をしながらビールを飲み、食べ終わったらそのままビールを飲み続ける。
もしくは食事なしで飲みに行く場合、おつまみ等は頼まずに純粋にビールだけを飲み続けます。
仕事の後はもちろん、なんなら出かけのついで、買い物のついでに、と昼間から軽くビールを飲むのです。
日本の居酒屋でよく見かける、「とりあえずビール」といった風潮は、ドイツでは存在しません。
日本では、この後ゆっくり飲む前にひとまず喉を潤して・・・という“前座”の位置に置きがちですが、ドイツではビールはあくまで“主役”なのです。そこが、日本のビール文化との大きな違いでしょう。
また、日本ではビールをキンキンに冷やして飲みますが、なんとドイツではその行為は一般的ではありません。
冷やさないで美味しく飲めるの?と思われるでしょうが、ドイツビールはしっかり味があるので常温でも美味しいのです。
むしろ日本のビールは喉越し重視のため、混ぜ物が多くて冷やさないと飲めないんだそう。
何故そこまでドイツのビールが親しまれているのか、その理由はやはり歴史の長さにあります。
ビールは酵母を使って作られていることから「飲むパン」と呼ばれる程に栄養価が高く、
古くは中世の時代より神に仕える修道士までもが好んで飲んでいたほど重要視されてきたのです。
ビールの歴史をか語るのにドイツが欠かせないというよりは、ドイツの歴史を語るのにビールが欠かせない、といった方がただしいかもしれません。
ビールはドイツにとってとても重要な飲み物なのですね。

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