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日本のビールの歴史

ビールは日本という国において最も飲まれるアルコール飲料のひとつです。
独特な苦みと後味、そしてのど越し、こうした感覚はビールを好む人にとって何よりも素晴らしいものでしょう。
夏に炎天下の屋外を歩いて帰宅してすぐに冷蔵庫から取り出した缶ビールをプルタブを起こし、一息に飲み干すというのは何物にも代えがたい最高のぜいたくと言っても良いかもしれません。
しかし日本における伝統的なお酒はやはり日本酒であり、ビールは言うまでも無く西洋から入ってきた存在です。
では日本におけるビール製造がいつ始まったのかというと、これは明治3年のことでした。
日本で初めてビール醸造所が作られたのは横浜の山手であり、居留地の外国人向けに醸造したビールを売っていたという記録が残っています。
この日本初のビール醸造所の名前はスプリングバレーブルワリーという名前で、このスプリングバレーブルワリーで作られるビールは日本での製造を続けていく中で日本市場向けのビール開発にも乗り出し、開業から11年がたった明治14年には日本人好みのビールの完成を果たします。
このスプリングバレーブルワリーは後に国内で最も有名なビール会社のひとつであるキリンビールとなっていますから、日本初のビールの血を受け継ぐのがキリンビールだと考えることが可能です。

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さて、しかしながらこれはあくまでも日本国内での商業的な製造の歴史です。
実はそれよりも前にもビールの歴史はあり、最も古い記録となっているのは寛永6年、西暦にして1853年です。
この年には日本の化学の祖と呼ばれる蘭学者、川本幸民がビールの醸造に成功して浅草の曹源寺で試飲会を開催したと記録されています。
ちなみにこの川本幸民が作った日本史上初のビールは2010年に小西酒造という会社から「幸民麦酒」という名前で復刻されており、正確な記録は無いものの当時おそらくこう作ったのではないかという推察から醸造がされました。
この幸民麦酒は自宅のかまどで清酒酵母を使っていたとされており、現在のビールとは全く異なった味わいを持っています。

 

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またその後の安政7年、1860年には玉虫左太夫という人物が使節団の一員として世界をめぐった折、水不足に陥った船の上で飲んだビールの味について記録を残しており、そこには「苦味なれども口を湿すに足る」といった記述があります。
要するに「苦くて美味しいとは思えないが、喉の渇きを潤すことはできる」ということなのですが、今まで飲んだことの無いビールにどれほど驚いていたかがこの一文からうかがうことが出来るでしょう。

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