渋谷HOBGOBLIN

世界のビールを日本で楽しむ

渋谷にある本格派ブリティッシュ・パブHOBGOBLINに行ってきました。

日曜日の昼の店は正直言って別世界で、本当にイギリスにいるのではないかと錯覚するような感じです。
というのも、店の客はほとんどが外人さん、店員も夜の時間には日本人スタッフがいるときもあるようですが、行ったときはノルウェー出身の若いお兄さんが一人で、注文含めて会話はすべて英語です。

日本にいるUK出身者や、日本食に飽きた外人さんたちの溜まり場なのかもしれません。

 

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渋谷の雑居ビル3Fにあるお店で、ネットを見て初めて行ったのですが、知らない人が入るのは勇気がいるかもしれません。

ビルのエレベーターを待っていると、体格のいい外人さんがいっしょにエレベータを待っています。
エレベーターが到着して、宅配便のお兄さんがエレベータを降り、我々が乗り込もうとするとドアが閉まりそうになり慌ててドアを手で押さえて乗り込みます。するとその外人さんが流暢な日本語で「このエレベータは世界一閉まるのが早いんですよ。」とニコっと笑って言います。

案の定、この外人さんも同じ店へ入っていき、店員と先に飲んでいた常連さんらしき外人さんと英語で会話を始めます。
我々の存在には気づいているのかいないのか、まあ、まずは好きな席に陣取ってメニューを見始めます。メニューは日本語と英語が混じっていて特に違和感はありません。

 

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しばらくすると若い店員が近寄ってきて、”You guys need more time to order?” と多少予感はあったとはいえ、ここは英語の世界と覚悟を決めて”We are ready.”と言ってオーダーを始めます。

まずは、この店の看板クラフトビール(タップのクラフトビール)で、ゴールドとダークを二人で頼みます。
ゴールドの方がピリスナー系に近いのかと思ったら、フルーティな香りと独特の苦みがあって、ダークの方がダークらしい香りはあるものの飲みやすい感じがしました。

 

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フードの方は、看板メニューでもありブリティッシュといえばはずせないFish & Chips(日本で一番大きいという店の主張)と、店員さんのお勧めでブリティッシュソーセージバイツ(自家製のソーセージ)をオーダーしました。

Fish & Chipsは初めての経験です。テレビ番組などを見る限りは食べ物がおいしくないイギリスの、やはり日本人には合わないものという先入観があったのですが、食べてみたらパリッとした衣の中に白身の魚が、味は淡泊ながら衣とマッチしていて美味しかったです。若い人は知らないかもしれませんが、昔マクドナルドで出していたフィレオ・フィッシュと似たような味わいで、タルタルソースでいただきました。

若い店員さんに、この魚は何かって聞いたら、「codfish だと思う。」と言ってました。日本で仕入れてるそうで、いわゆるタラだと思われます。
このfish & chips は本場の味と同じなのかって聞いたら、本場のfish & chipsはもっとファーストフードのようで、油で魚をあげて魚の種類も違うものだと言うことです。油がたっぷりなので、wetな感じで味ももっとhardだそうです。ここのは日本人向けなのかな?って言ったら、そうかもしれない、ってことでした。

ソーセージの方は、自家製ということで、粗びきで適度な塩味とコショウがきいていて、これはとても美味しかったです。
ソーセージの濃い目の味と、fish & chipsのさっぱり感がマッチして、組み合わせとしてもとても良かったし、何よりビールに合ってました。

 

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ビールの方は、その後、King Goblinというボトルビールという癖もなくキレのあるビールをいただきました。

 

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この店(ブリティッシュ・パブでは普通?)では、サイダーというジャンルの飲み物があって、ノンアルコールかと思ったらそうではなくて、リンゴから作った発泡酒のようなもので、甘味はあるけどそれなりにアルコール度もあって、カクテルとビールの中間のようなものがありました。アスポール(ASPALL)サイダーという名前で出されていて、店員さんによると結構売れているのだそうです。女房が頼んでちょっと飲んでみましたが、甘すぎるということはなく、ガッツリと炭酸アルコールを楽しめます。

 

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それから、何かメニューにはないオススメはないかと、カウンターに行って聞いてみたら、2種類のクラフトビールを教えてもらって、

  • BRIMMER BREWINGのGOLDEN ALE : あっさりとした味わいだけどキレのあるビール
  • OLD SPECKLED HEN : 適度が苦味が美味しいビール

をそれぞれいただきました。

 

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この店は、また行きたいです。
本場ブリティッシュ・パブの雰囲気と、美味しいビールが飲めて、生きた英語コミュニケーションができます。
夜の雰囲気はまた違ったものかと思いますので、また、夜に行けたらレポートします。

日曜日のお昼で、窓の外を見ると日本の雰囲気でたくさんの人たちが道を行きかっています。店の中は、常連の外人さんたちが徐々に集まってきて、いつもの会話の続きをしているという感じです。
ビジネスマン風の二人連れが、ビール付きのランチを食べてあわただしく出て行きます。

 

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若い店員さんに、この店を私のWebサイトで紹介していいかって聞いたら、たぶんいいんじゃない?!ブログサイトでしょ。って店主ではないのでっていう答えがあったので、君の写真を撮らせてと言ったら、快くOKしてくれました。

 

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なんかとてもいい一日でした。

 

 

 

 

 

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